今年の確定申告

今年の確定申告はまだできていません。

集計作業は完了していて、あとはe-Taxに入力するだけなので今週末あたりに申告しようかと思っています。

実質増税

世間では子育て増税とかいろいろ不穏な話があるようですが、自分にとっては既に今年から増税が始まっています。

住民税申告不要制度の廃止です。

配当所得について、国税の方では満額申請しつつ住民税の方では基礎控除の43万円以下に抑えることで、節税と社会保険料の節約を両立することができていました。

しかし、残念ながら今年からはこの方法が使えなくなりました。

節税のため社保を余分に支払うか、節税を諦めて社保を節約するかの2択になります。

ということで、今年は住民税非課税世帯となって社保の節約の方を選択する予定です。(節税と社保節約の比較

確定申告しない分の配当所得については住民税・国税合わせて20.315%が源泉徴収されているので、その分が実質増税となっています。

無職にとってはなかなか痛い金額です。

引っ越し再延期の可能性

突然ですが、引っ越しを来年に再延期する可能性を検討しています。

理由としては今年の所得(来年確定申告で申告する内容)が増える可能性があるからです。

家賃は年収の36倍以下まで

とある方のブログで年収が家賃の36倍以上(月給が家賃月額の3倍以上)というのが賃貸契約できるかどうかの目安になるという記事を見かけました。

今年はまだ始まったばかりで、増える可能性がある所得というのはただの皮算用です。

しかも所詮は無職。定職に就いて給与所得を得ている人とは状況が違うので、仮に36倍以上の所得があっても賃貸契約でプラス材料となるかは不明です。

実際、所得増は一時的なものですが、そこはうまく取り繕ってみようかと……

普通なら、まずは今年中に賃貸契約を試してみてダメだったら来年再チャレンジと考えるのでしょうが、ひきこもり&コミュ症なので何度も遠出したくないという思いがあります。

少しでも早く一人暮らしを始めたいという気持ちは変っていないので、どうするかもう少し考えてみようと思います。

今年の確定申告は大丈夫だと思います

今年もe-Taxで確定申告をしてきました。

確定申告する最大の目的は株式配当で源泉徴収されている税金の還付ですが、気をつけて申告しないと税金は減っても健康保険料・年金保険料が増えてしまうというワナがあります。

去年は住民税申告不要制度を使って税金還付の最大化と保険料の最小化にチャレンジしてみたのですが、見事に失敗。健康保険料を2万円ぐらい多く支払う結果となってしまいました。(関連投稿

ということで、今年の確定申告は念には念を入れて準備したつもりです。

住民税申告不要制度を適用した後の所得: 429,***円

43万円以下なので、健康保険料の減免7割、年金保険料の支払い免除となる予定です。

結果は6月頃に郵送される健康保険料の払込書で判明する予定です。今年は大丈夫だと思っていますが、過去2回も失敗しているので少し不安もあります……

住民税申告不要制度は今年まで

株式の配当を受け取っている無職にとって有利な住民税申告不要制度ですが、残念ながら今年で最後。来年以降は使えなくなるそうです。

そこで、所得を43万円以下に抑えて保険料の支払いを減らした方がよいのか、保険料が増えたとしても税金還付を受け取った方がよいのか簡単に計算してみました。

保険料と税金還付の計算

健康保険料の金額は自治体によって違うみたいですが

  • 均等割: 100,000円
  • 所得割: 所得の15%

自分が住んでいる所の自治体はこんな感じの金額です。かなり高額な保険料の地域みたいです……

年金保険料は自治体によらず約20万円です。

所得はすべて株式の配当という仮定です。配当控除の関係です。(実際にはETFや配当所得以外の雑所得もあるのでこの通りになりません。)

以下が計算してみた結果です。

所得健康保険料年金保険料税金還付
43万30,000
100,000 * 30%
087,354
65,854 + 21,500
53万57,500
(100,000 + 100,000 * 15%) * 50%
0102,669
81,169 + 21,500
63万65,000
(100,000 + 200,000 * 15%) * 50%
0117,984
96,484 + 21,500
73万116,000
(100,000 + 300,000 * 15%) * 80%
50,000
200,000 * 25%
133,299
111,799 + 21,500
83万128,000
(100,000 + 400,000 * 15%) * 80%
50,000
200,000 * 25%
148,614
127,114 + 21,500
93万140,000
(100,000 + 500,000 * 15%) * 80%
100,000
200,000 * 50%
163,929
142,429 + 21,500
保険料と税金還付の計算

※基礎控除と配当控除以外は考慮していません。
※保険料の減免基準については過去の投稿も参考になると思います。

結論だけ書くと43万円以下で申告するのがよさそうです。

ご注意

この投稿で書いている税金や保険料の計算は素人がネットの情報を参考に計算しただけのものです。間違っていることもあるかもしれません。(実際、想定していたよりも多くの保険料を支払う結果となったミスを何度もしています。)

申告される際は税務署および自治体の人に必ず確認するようにしてください。ここの情報で何か間違っていることがあっても一切責任は取りません。

今年の損益調整は頑張ってみました

無職は暇だと思われていると思いますが、月末と年末はそれなりに忙しかったりします。

月末は株主優待券や各種ポイントの有効期限があったり振込手数料などの無料回数リセットがあるので、その使用に奔走します。年末はこれに加えて税額決定というビッグイベントがあります。

言うまでもなく所得が減れば税金も減るので、所得を減らす方向に調整していきます。といっても自営業を営んでいる訳ではないので、特定口座の損益調整ぐらいしかできませんが……

特定口座の損益調整

特定口座の税率は所得にかかわらず20.315%(国税15.315%、地方税5%)です。

損益調整をしたという話を聞くと「損出しをして損益がマイナスになったから税金ゼロで嬉しい」という内容だったということがあります。

本人が喜んでいるなら他からとやかく言うことではありませんが、個人的にはこれはあまりお得な節税方法ではないと思っています。

例えば、今年の特定口座の損益が-100,000円だったとすると、今年の税金は0円なのですが、それと同時に将来の20,315円分の税負担軽減の権利を放棄しているということを意味していると思います。

特定口座の損失は繰り越し可能なのですが、この損失繰り越しというのが曲者で、確かに税負担は減るのですが健康保険料や年金の減免基準では繰り越した損失を考慮してくれないので、無職的には使い辛い制度になっていたりします。

ということで、自分はプラスの範囲でできるだけ0に近い損益を目指して調整する感じにしています。

今年の結果

前置きが長くなりました。
今年の損益はこんな感じです。

GMOクリック証券+879円
auカブコム証券+1,468円
楽天証券+16円
SBI証券+1,423円
2022年の特定口座損益
楽天証券の特定口座損益・課税額

今年の取引履歴がある証券会社は4つですが、完璧な調整だと思います。普段は1社ごとに+10,000円前後までならいいかなって感じで調整しているのですが、今年は少し頑張ってみました。

※特定口座の損益は確定申告で通算できるので、本当は4社合わせての方が損益調整し易いです。自分は申告内容を減らすために各口座ごとに調整しています。

今年の確定申告は失敗でした

3月頃、確定申告に関する投稿

今年は配当の申告不要制度を活用してみました

とどや顔で書きましたが、結論から書くと、今年の確定申告は失敗でした。

そして、その結果、健康保険の支払い額が大幅に増えることになってしまいました……

ということで、自分への戒めを込めて今回は少し詳しめに書いてみようと思います。

所得と税金、健康保険料、年金保険料

所得と税金、健康保険料、年金保険料の関係をまとめると次のような感じになります。

所得税金健康保険料年金保険料
43万円市県民税の基礎控除減額割合7割
48万円所得税の基礎控除
67万円全額免除
71.5万円減額割合5割
88万円4分の3免除
95万円減額割合2割
128万円半額免除
168万円4分の1免除
所得と税金、健康保険料、年金保険料

※1人世帯の場合です。
※健康保険料の減額割合と年金保険料の全額免除については各種控除適用前の所得で計算します。
※自分が住んでいる自治体のホームページから調べた内容です。他の自治体でも制度はほぼ同じと思いますが、もしかしたら違う場合があるかもしれません。詳細についてはご自身が住んでいる自治体にお問い合わせください。

今年の失敗

自分は毎年、市県民税が43万円以下になるように確定申告することを目指しています。そうすることで、所得税・市県民税0円、年金保険料0円、健康保険料7割減という最も支出が少ないパターンが適用されます。

そして、今年も43万円以下になるよう配当の申告不要制度を使って申告したつもりでした。

6月下旬、今年の健康保険料の支払い通知書が届き、内容を確認してビックリ。保険料の支払い額が去年よりかなり多くなっていました。

ここで確定申告の控えなどを元に再計算して気がついたのですが、健康保険の減額判定では各種控除(社会保険料とか生命保険料の控除など)適用前の所得で計算しなければいけないことを忘れていたようです。

その結果、所得が43万円を超え、減額7割の適用基準から外れてしまったというのが今回の失敗です。

やっちゃったなぁ……という感じです。

配当の申告不要制度で申告する金額を数千円少なくしていれば健康保険料7割減だったのに……

確定申告が終わった今の時期ではどうすることもできません。残念ですが高い勉強代だったと思うしかありません。

ちなみに、今回と同じような失敗を過去にもしているので、2回目になります。前回失敗したときの勉強代が全く役に立っていないという……

制度が複雑だから悪いと言いたいところですが、文句を言っても何にもなりません。

来年からは絶対にミスしないという心積もりで頑張りたいと思います。

確定申告してきました

無職な自分にとって1年で一番大変なのが確定申告です。

  • 2月上旬
    株式配当の支払い調書を入力(作業時間は半日程度)
    日を空けて、入力内容に間違いがないか確認(作業時間は数時間程度)
  • 2月下旬
    その他の雑所得を集計(作業時間は数時間程度)
  • 3月上旬
    確定申告に関して税務署に電話相談(30分ぐらい)
    e-Taxで確定申告(90分ぐらい)

2月中には終わらせたいと思いつつも、ずるずると3月になってしまいました。

普通の人なら1日で全部終わらせることも可能だと思いますが、やる気になるまでに時間が掛かるという無職特有の病気かなと思います。(勉強を始めるときは、まず休憩からという感じです。)

税務署に電話相談

税金に関する知識は全部ネットで勉強しているため、間違った理解をしていないかの確認を兼ねて、毎年電話で相談しています。

今年は配当の申告不要制度や雑所得間での損益通算に関して聞いてみました。

担当した人は若干早口で少し聞き取り辛い感じでしたが、細かい質問にもちゃんと答えてくれました。

配当の申告不要制度

例年であればe-Taxで送信して作業完了なのですが、今年は配当の申告不要制度を活用してみたいので、まだ作業が残っています。

確定申告の控えと配当金支払い調書をコピーして、市役所で申請する必要があるみたいです。

ということで、確定申告される方は余裕を持って済ませておいた方がいいですよ。(自戒)

追記

市役所で住民税申告不要等申出書を提出してきました。
書類は簡単な内容で記入もすぐに終わりました。

無職で配当所得がある人は節税(保険料の節約)になるのでおすすめです。